交通事故の過失割合の決め方

更新日:2026年06月03日

執筆者:弁護士 深田 茂人

情報不足で損する交通事故被害者をなくすべく、「交通事故お役立ち手帳」のWEBサイトやYouTubeチャンネルで情報発信してます!深田法律事務所代表、大分県弁護士会所属(登録No33161)

執筆者プロフィール

「交通事故の過失割合ってどうやって決まるの?」

「保険会社の言う過失割合を信じてはいけないって本当?」

「私の過失割合は何パーセントが妥当なのか知りたい!」

弁護士
このようなお悩みについて、分かりやすく解説します!

交通事故の過失割合ってどうやって決まるの?

まず、

相談者(困り顔)
交通事故の過失割合ってどうやって決まるの?

についてお答えします。

結論から言うとですね、

弁護士
専門書に書かれている過失割合を目安にして決まります!

「別冊 判例タイムズ38」

などのような専門書にはですね、

「このような事故の場合、過失割合は何%対何%」

というように、過失割合の目安が書かれています。

判例タイムズ38
【別冊判例タイムズ38】民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準(全訂5版) 東京地裁民事交通訴訟研究会編 判例タイムズ社

たとえば、

近くに横断歩道のない道路を横断中の歩行者に車がぶつかったという事故の場合は、

過失割合の目安として、

歩行者が20%、車が80%

と書かれているんですね。

そこで、保険会社の担当者はまず、

専門書の中から実際の事故と最も近い事故を探します。

そして、そこに書かれている過失割合を目安にして、

保険会社担当者
●%対▲%でどうですか?

と提案してくるんですね。

その後は、被害者と話し合いをすることになります。

そして、

「何%対何%にしましょう」と合意に至れば、

その過失割合に決まる

というわけですね。

もし話し合っても、合意に至らなければ、裁判になります。

そして、裁判になった場合でも、裁判官が、

専門書に書かれている過失割合を目安にして、過失割合を決めます。

このように、保険会社や裁判所は、専門書に書かれている過失割合を目安にして、過失割合を決めているんです。

保険会社の言う過失割合を信じてはいけないって本当?

次に

相談者(質問)
保険会社のいう過失割合を信じてはいけないって本当?

についてお答えします。

保険会社の担当者は、

保険会社担当者
90%対10%でどうですか?

とか

保険会社担当者
80%対20%になります

というように、過失割合を提案してきます。

では、

「このような保険会社の言う過失割合を信じていいのか?」

というと、そうではありません!

なぜなら、

保険会社は、専門書に書かれている過失割合を目安にはしていても、

加害者にとって有利な解釈をして、過失割合を提案してくることが多いからなんです。

たとえば、

さきほどの道路を横断中の歩行者に車がぶつかったという事故の場合、

そこが、人通りの多い住宅街や商店街であれば、

過失割合の目安としては、

「歩行者が5%有利になる」

と専門書には書かれています。

しかし、

保険会社は、車側に有利になるように、

保険会社担当者
まあ、人通りの多い住宅街や商店街とは言えないだろう

と無理な解釈をしていることがよくあるんです。

早い話、

保険会社は、お客様である、加害者の味方なんですね。

保険会社にとっては、保険料を払ってくれているのは加害者です。

なので、

保険会社は加害者のために働いている

というわけなんですね。

被害者としては、

保険会社の言う過失割合を信じるのは危険です!

自分で、過失割合は何パーセントが妥当なのかを調べる必要があるんです。

私の過失割合は何パーセントが妥当なのか知りたい

さきほど、

自分で過失割合を調べる必要がある

とお伝えしました。

ただ、率直に言って、

過失割合の専門書を読み解くのは、かなり難しいです。

弁護士
そこで、おすすめしたいのが、当サイトの過失割合のページです!

このページでは、

かんたんな質問に答えていくだけで、

目安となる過失割合を専門書レベルで調べることができます!

過失割合の目安は、

保険会社だけが知っている

というのではなく、

被害者の側も知っておいた方が絶対に良いです。

ぜひ、過失割合のページを使って、ご自分で調べてみてください。

このページの執筆者
弁護士 深田茂人

弁護士 深田茂人
大分県弁護士会所属
登録番号33161

大分市城崎町の深田法律事務所代表。
交通事故被害者が損をしないための情報を手軽に得られるように、「交通事故お役立ち手帳」のWEBサイトを運営・執筆したり、YouTubeチャンネルで情報発信したりしてます。WEBサイトでは、質問に答えていくだけで過失割合や慰謝料の金額、後遺障害等級を自動で調べることができるシステムを提供しています。弁護士歴20年、交通事故相談担当1000件以上、大分県弁護士会所属(登録No33161)。