交差点を赤信号で直進する単車と対向右折する四輪自動車の事故の過失割合

ともに赤信号で交差点に進入する重大な違反があります。そして、赤信号では交差点に入ること自体が許されませんので、本事例では直進優先（道路交通法第37条）は適用されません。
もっとも、交通事故によって受けるダメージが四輪自動車よりも大きいと考えられる単車の過失割合は、四輪自動車と対等に考えるのではなく、若干有利に考えるべきとされています（単車修正、交通弱者の保護）。
そのため、基本の過失割合は「単車：四輪自動車＝40%：60%」となります。

ただし、上の各質問のような個別の事情によっては、過失割合は変化することがあります。
たとえば、単車は、危険な体勢での運転であった場合、過失割合が大きくなります。

上で表示される数値（％）は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは単車と四輪自動車の事故の過失割合の数値（％）の根拠をご覧ください。

単車は赤信号、四輪自動車は右の青矢印信号ですので、基本の過失割合は「単車：四輪自動車＝100%：0%」となります。

ただし、上の各質問のような個別の事情によっては、過失割合は変化することがあります。
たとえば、単車の運転者が頭部外傷を負った事故で、ヘルメットを着用していなかった場合は、単車の過失割合が大きくなります。

上で表示される数値（％）は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは単車と四輪自動車の事故の過失割合の数値（％）の根拠をご覧ください。

単車は赤信号で交差点に入っていますので、過失割合が大きくなります。
四輪自動車は、青信号で交差点に入っていますので、赤信号で右折をしても信号違反にはなりません（道路交通法施行令第2条1項）。ただし、右折時点が赤信号ですので、相応の注意が求められます。
そのため、基本の過失割合は「単車：四輪自動車＝75%：25%」となります。

ただし、上の各質問のような個別の事情によっては、過失割合は変化することがあります。
たとえば、四輪自動車の運転者がカーナビ・携帯電話などの車内の物を注視していたり、単車の運転者がバイク用ナビ等を注視していた場合、それぞれの過失割合が大きくなります。その他の物を注視していた場合でも、著しい前方不注視といえる場合は、同様に過失割合が大きくなる可能性があります。

上で表示される数値（％）は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは単車と四輪自動車の事故の過失割合の数値（％）の根拠をご覧ください。

単車は赤信号、四輪自動車は黄信号で交差点に入っており、黄信号の無視に比べると、赤信号の無視の方がかなり危険が大きいといえます。
もっとも、交通事故によって受けるダメージが四輪自動車よりも大きいと考えられる単車の過失割合は、四輪自動車と対等に考えるのではなく、若干有利に考えるべきとされています（単車修正、交通弱者の保護）。
そのため、基本の過失割合は「単車：四輪自動車＝55%：45%」にとどまります。
ただし、上の各質問のような個別の事情によっては、過失割合は変化することがあります。

上で表示される数値（％）は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは単車と四輪自動車の事故の過失割合の数値（％）の根拠をご覧ください。