2021.09.24 更新

道路外へ右折して出る四輪自動車と道路を直進している単車の事故の過失割合

道路外へ右折して出る四輪自動車と道路を直進している単車の事故

このページでは、道路外へ右折して出る四輪自動車と道路を直進している単車(バイクまたは原付)の事故の過失割合を調べることができます。

弁護士

単車の進行方向の道路は渋滞していましたか?

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事例No602 進行方向の道路が渋滞していた単車と道路外に出る四輪自動車の事故

進行方向の道路が渋滞していた単車と道路外に右折して出る四輪自動車の事故

進行方向の道路が渋滞していた単車と道路外に右折して出る四輪自動車の事故の過失割合の目安は、以下のとおりです。

過失割合

単車 四輪自動車
20 80
20 80

以下の質問に回答していくと上記の過失割合の%が変化して、より詳しく調べることができます。

四輪自動車は渋滞車両の間からゆっくりと頭を出してきましたか?
単車は、時速30km以上の速度違反、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許、危険な体勢での運転のいずれかでしたか?

過失割合の解説

四輪自動車は、他の車の正常な交通を妨害するおそれがあるときは、道路外に出るための右折をしてはなりません(道路交通法第25条の2項第1項)。
他方、単車は、渋滞車両が間を空けて停止しているときは、対向車の右折のためであると予想することができます。
そのため、基本の過失割合は「単車:四輪自動車=20%:80%」となります。
ただし、上の各質問のような個別の事情があると、過失割合は変化することがあります。

実際の裁判例としては、大阪地方裁判所の平成10年11月10日判決があります。
事故現場は、南北に通ずる片側2車線の道路で、制限速度は時速50kmでした。事故現場付近には道路東側にK工作所の出入口がありました。
4月上旬の午前8時半ころ、普通乗用自動車は、本件道路を北進し、仕事のためK工作所に入ろうと右折のウインカーを出して、中央線に寄って一時停止しました。対向車線は2車線とも渋滞していたので、停止したまますこし待っていると、対向車が間を空けてくれたので、右折を開始したのですが、左右が見えなかったので、ゆっくりと右折進行しました。他方、原付は、本件道路の南向車線の路側帯を時速約20~30kmで南進していたところ、渋滞車両の間から対向右折してきた普通乗用自動車と衝突しました。どちらの運転者も、衝突まで相手に気づきませんでした。また、原付の運転者は、普通乗用自動車の右折のためにその対向車が間を空けていたことも分かりませんでした。
判決では、原付:普通乗用自動車=20%:80%と判断されました。

上で表示される数値(%)は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは単車と四輪自動車の事故の過失割合の数値(%)の根拠をご覧ください。

事例No603 進行方向の道路が渋滞していない単車と道路外に出る四輪自動車の事故

道路外へ右折して出る四輪自動車と道路を直進している単車の事故

進行方向の道路が渋滞していない単車と道路外に右折して出る四輪自動車の事故の過失割合の目安は、以下のとおりです。

過失割合

単車 四輪自動車
10 90
10 90

以下の質問に回答していくと上記の過失割合の%が変化して、より詳しく調べることができます。

歩道のある片側2車線以上の道路でしたか?
単車は時速30km以上の速度違反をしていましたか?
単車は、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許、危険な体勢での運転のいずれかでしたか?
四輪自動車はウインカーなど右折の合図をしましたか?
四輪自動車は減速していましたか?
四輪自動車は事故の時点では右折を終えていましたか(ハンドルをまっすぐに戻していましたか)?
四輪自動車は、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?

過失割合の解説

四輪自動車は、他の車の正常な交通を妨害するおそれがあるときは、道路外に出るための右折をしてはなりません(道路交通法第25条の2項第1項)。
そのため、基本の過失割合は「単車:四輪自動車=10%:90%」となります。

ただし、上の各質問のような個別の事情があると、過失割合は変化することがあります。
たとえば、四輪自動車は、ウインカーなど右折の合図をしていなかった場合、過失割合が大きくなります。

上で表示される数値(%)は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは単車と四輪自動車の事故の過失割合の数値(%)の根拠をご覧ください。

このページの執筆者
弁護士 深田茂人(大分県弁護士会所属、登録番号33161)
大分市城崎町の深田法律事務所代表。
弁護士歴15年、交通事故の相談を800件以上担当してきました。交通事故被害者と保険会社の情報格差をなくしたいと思い、当サイトにて執筆しています。