2021.04.09 更新

死亡慰謝料

交通事故で亡くなられたことに対するおわびのお金を死亡慰謝料といいます。

被害者の相続人は、死亡慰謝料を加害者側の保険会社に請求することになります。このページでは、保険会社に請求すべき金額(相場)について解説します。

なお、慰謝料には、死亡慰謝料のほかに、傷害慰謝料(交通事故でケガをしたことに対するおわびのお金)後遺症慰謝料(後遺症が残ったことに対するおわびのお金)もあります。

慰謝料の種類

死亡慰謝料の金額(相場)

死亡慰謝料には相場(弁護士基準)があります。弁護士基準とは、裁判で裁判官が金額を決めるにあたって目安にする基準です。

裁判だけではなく、保険会社との話し合いの場面でも弁護士基準の金額で交渉することが大切です。

以下、死亡慰謝料の弁護士基準について、解説します。

弁護士基準

弁護士基準では、死亡慰謝料の金額は亡くなられた方の家族内でのお立場によって決められます。

家族の生活費の大部分を稼いでいた人:2800万円
家事や子育てをしていた親:2500万円
父母や兄弟に仕送りなどをしていた人:2500万円
独身者・子供・高齢者など:2000~2500万円

*本サイトの賠償金自動計算機では、独身者・子供・高齢者の場合は2500万円で計算していますが、上記のとおり2000~2500万円と幅があります。この幅の範囲内で個別の事情によって金額が決められることが多いです。

金額が増減する可能性のある個別の事情

弁護士基準は、あくまで裁判官が「目安」にする金額です。ですので、個別の事情によっては、金額が高くなったり低くなったりすることがあります。

以下では、弁護士基準の金額が増減する個別の事情の例を解説します。

高齢者

高齢者は、若年者に比べて金額が低くなる傾向があります。

若年者

若年者は、高齢者に比べて金額が高くなる傾向があります。

近親者の有無など

父母、配偶者、子などの近親者がいない場合は金額が低くなる可能性があります。

なお、被害者が亡くなったために精神的な打撃をうけた近親者が精神疾患を発症したケースで、高額の慰謝料を認めている裁判例があります。

その他

その他にも、個別の事情によって、弁護士基準の金額が増減する可能性があります。

たとえば、以下の場合、弁護士基準の金額が増額する可能性があります。

  • 飲酒運転や赤信号無視など事故の態様が悪質
  • ひき逃げなど事故後の行動が悪質
このページの執筆者
弁護士 深田茂人(大分県弁護士会所属、登録番号33161)
大分市城崎町の深田法律事務所代表。
弁護士歴15年、交通事故の相談を800件以上担当してきました。交通事故被害者と保険会社の情報格差をなくしたいと思い、当サイトにて執筆しています。