2021.07.07 更新

ほぼ同幅員の丁字路交差点に突き当たり路と直線路から入ってきた車同士の事故の過失割合(信号機なし)

ほぼ同幅員の丁字路交差点に突き当たり路と直線路から入ってきた車同士の事故

このページでは、信号機がなく、交差道路の幅員がほぼ同じの丁字路交差点に、突き当たり路から入ってきた車(上図の赤い車、突き当たり路車)と、直線路から入ってきた車(上図の青い車、直線路車)の事故の過失割合を調べることができます(上図の青い車のどちらかと赤い車の事故です。上図の車の両方が単車(バイクまたは原付)であった場合も含みます)。

なお、一方の道路が優先道路または一時停止規制がある場合は、こちらのページではなく、優先道路または一時停止規制のページをご覧ください。交通事故の過失割合のページで質問に回答していくと、たどりつくことができます。

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事例No847 突き当たり路車は右折、直線路車は直進のときの事故

ほぼ同幅員の丁字路交差点に突き当たり路から右折する車と直線路から直進する車の事故

ほぼ同幅員の丁字路交差点に突き当たり路から右折する車と直線路から直進する車の事故の過失割合の目安は、以下のとおりです。

過失割合

突き当たり路車 直線路車
70 30
70 30

以下の質問に回答していくと上記の過失割合の%が変化して、より詳しく調べることができます。

直線路車は、時速30km以上の速度違反、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?
交差点には突き当たり路車が明らかに先に入りましたか?
突き当たり路車は、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?

過失割合の解説

車は、交差点で右折する場合、直進する車の進行を妨害してはなりません(直進優先、道路交通法第37条)。
また、法律の規定があるわけではありませんが、丁字路では、突き当たり路から直線路に入る車は、より注意をするべきと考えられています。
そのため、基本の過失割合は「突き当たり路車:直線路車=70%:30%」となります。

ただし、上の各質問のような個別の事情によっては、過失割合は変化することがあります。
たとえば、無免許であることが事故発生に起因した場合、過失割合は大きくなります。本事例は交差点における十分な注意を要する場面での事故であり、無免許であることはほとんどの場合、事故発生に起因すると考えられます。

実際の裁判例としては、大阪地方裁判所の平成20年3月14日判決があります。見通しの悪い丁字路交差点に、一方通行の直線路(幅員約5.2m)を直進して進入した車が、突き当たり路(幅員約5.5m)から右折して進入した車に衝突した事故で、突き当たり路車:直線路車=80%:20%と判断されました。直線路が一方通行であったことから、突き当たり路車が一方を重点的に確認するだけで足りるにもかかわらずそれを怠った点や、見通しが悪い交差点ゆえに、突き当たり路車はより注意をすべきであった点などが考慮されたと考えられます。

上で表示される数値(%)は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは四輪自動車同士または単車同士の事故の過失割合の数値(%)の根拠をご覧ください。

事例No848 突き当たり路車は左折、直線路車は直進のときの事故

ほぼ同幅員の丁字路交差点に突き当たり路から左折する車と直線路から直進する車の事故

ほぼ同幅員の丁字路交差点に突き当たり路から左折する車と直線路から直進する車の事故の過失割合の目安は、以下のとおりです。

過失割合

突き当たり路車 直線路車
70 30
70 30

以下の質問に回答していくと上記の過失割合の%が変化して、より詳しく調べることができます。

直線路車は、時速30km以上の速度違反、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?
交差点には突き当たり路車が明らかに先に入りましたか?
突き当たり路車は、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?

過失割合の解説

車は、交差点で左折する場合、徐行しながら注意しなければなりません(道路交通法第34条1項)。
また、法律の規定があるわけではありませんが、丁字路では、突き当たり路から直線路に入る車は、より注意をするべきと考えられています。
そのため、基本の過失割合は「突き当たり路車:直線路車=70%:30%」となります。
ただし、上の各質問のような個別の事情によっては、過失割合は変化することがあります。

上で表示される数値(%)は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは四輪自動車同士または単車同士の事故の過失割合の数値(%)の根拠をご覧ください。

事例No849 突き当たり路車は右折、直線路車も右折のときの事故

ほぼ同幅員の丁字路交差点に突き当たり路から右折する車と直線路から右折する車の事故

ほぼ同幅員の丁字路交差点に突き当たり路から右折する車と直線路から右折する車の事故の過失割合の目安は、以下のとおりです。

過失割合

突き当たり路車 直線路車
60 40
60 40

以下の質問に回答していくと上記の過失割合の%が変化して、より詳しく調べることができます。

直線路車は、時速30km以上の速度違反、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?
交差点には突き当たり路車が明らかに先に入りましたか?
突き当たり路車は、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?

過失割合の解説

法律の規定があるわけではありませんが、丁字路では、突き当たり路から直線路に入る車は、より注意をするべきと考えられています。
そのため、基本の過失割合は「突き当たり路車:直線路車=60%:40%」となります。
ただし、上の各質問のような個別の事情があると、基本の過失割合は変化することがあります。

上で表示される数値(%)は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは四輪自動車同士または単車同士の事故の過失割合の数値(%)の根拠をご覧ください。

このページの執筆者
弁護士 深田茂人(大分県弁護士会所属、登録番号33161)
大分市城崎町の深田法律事務所代表。
弁護士歴15年、交通事故の相談を800件以上担当してきました。交通事故被害者と保険会社の情報格差をなくしたいと思い、当サイトにて執筆しています。