2021.07.07 更新

駐車場の交差する通路での出合い頭事故の過失割合

このページでは、四輪自動車同士または単車(原付またはバイク)同士の事故のうち、駐車場の通路が交差する場所での出合い頭の事故の過失割合を調べることができます(直進だけでなく、右折や左折しようとした場合も含みます)。

弁護士

交差する通路について、あてはまるものを次の中から選んでください?

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事例No893 同幅員の十字路での事故

駐車場のほぼ同幅員の十字路での出合い頭事故

駐車場のほぼ同幅員の十字路での出合い頭事故の過失割合の目安は、以下のとおりです(上図の車の両方が単車(バイクまたは原付)であった場合も含みます)。

過失割合

A車 B車
50 50
50 50

以下の質問に回答していくと上記の過失割合の%が変化して、より詳しく調べることができます。

駐車場内の順路や一時停止規制に違反しましたか?
A車は、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?
B車は、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?

過失割合の解説

駐車場内では、車は、駐車区画に出入りしようとしたり、後退したり、さまざまな動きをすることが想定されます。また、歩行者の横断も頻繁です。さらに、通路が交差する場所も、公道の交差点と比べて狭いことが通常です。
そのため、駐車場内の通路が交差する場所では、左方優先などの道路交通法の規制をそのまま適用することは妥当とはいえません。
具体的には、両車とも同等の注意をすべきと考えられ、基本の過失割合は「A車:B車=50%:50%」となります。

ただし、上の各質問のような個別の事情があると、過失割合は変化することがあります。
たとえば、通路が交差する場所の手前で原則しなかった場合、過失割合が大きくなります。

上で表示される数値(%)は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは四輪自動車同士または単車同士の事故の過失割合の数値(%)の根拠をご覧ください。

事例No894 一方の通路の幅員が明らかに広い十字路での事故

駐車場の一方の通路の幅員が明らかに広い十字路での出合い頭事故

駐車場の十字路に広路から入った車(広路車)と狭路から入った車(狭路車)の出合い頭事故の過失割合の目安は、以下のとおりです(上図のどちらかの事故です。上図の車の両方が単車(バイクまたは原付)であった場合も含みます)。

過失割合

広路車 狭路車
40 60
40 60

以下の質問に回答していくと上記の過失割合の%が変化して、より詳しく調べることができます。

駐車場内の順路や一時停止規制に違反しましたか?
広路車は、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?
狭路車は、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?

過失割合の解説

駐車場内の通路が交差する場所でも、公道の交差点と同じように、幅員の広い通路の通行する車を優先させるのが運転慣行と考えられます。
そのため、基本の過失割合は「広路車:狭路車=40%:60%」となります。

ただし、上の各質問のような個別の事情があると、過失割合は変化することがあります。
たとえば、駐車場内の順路や一時停止規制に違反した場合、過失割合が大きくなります。
また、上の質問に含まれてはいませんが、通路が交差する場所に明らかに先に入った車の過失割合が小さくなる可能性もあります。

上で表示される数値(%)は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは四輪自動車同士または単車同士の事故の過失割合の数値(%)の根拠をご覧ください。

道路交通法第36条2項3項
「2 車両等は、交通整理の行なわれていない交差点においては、その通行している道路が優先道路(道路標識等により優先道路として指定されているもの及び当該交差点において当該道路における車両の通行を規制する道路標識等による中央線又は車両通行帯が設けられている道路をいう。以下同じ。)である場合を除き、交差道路が優先道路であるとき、又はその通行している道路の幅員よりも交差道路の幅員が明らかに広いものであるときは、当該交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。」
「3 車両等(優先道路を通行している車両等を除く。)は、交通整理の行なわれていない交差点に入ろうとする場合において、交差道路が優先道路であるとき、又はその通行している道路の幅員よりも交差道路の幅員が明らかに広いものであるときは、徐行しなければならない。」

事例No895 丁字路での事故

駐車場の丁字路での出合い頭事故

駐車場の丁字路に直線路から入った車(直線路車)と突き当たり路から入った車(突き当たり路車)の出合い頭事故の過失割合の目安は、以下のとおりです(上図のどちらかの事故です。上図の車の両方が単車(バイクまたは原付)であった場合も含みます)。

過失割合

直線路車 突き当たり路車
40 60
40 60

以下の質問に回答していくと上記の過失割合の%が変化して、より詳しく調べることができます。

駐車場内の順路や一時停止規制に違反しましたか?
直線路車は、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?
突き当たり路車は、酒酔い(まっすぐ歩けない等)、居眠り、無免許のいずれかでしたか?

過失割合の解説

駐車場内の丁字路でも、公道と同じように、直線路を通行する車を優先させるのが運転慣行と考えられます。
そのため、基本の過失割合は「直線路車:突き当たり路車=40%:60%」となります。
ただし、上の各質問のような個別の事情があると、過失割合は変化することがあります。

上で表示される数値(%)は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは四輪自動車同士または単車同士の事故の過失割合の数値(%)の根拠をご覧ください。

このページの執筆者
弁護士 深田茂人(大分県弁護士会所属、登録番号33161)
大分市城崎町の深田法律事務所代表。
弁護士歴15年、交通事故の相談を800件以上担当してきました。交通事故被害者と保険会社の情報格差をなくしたいと思い、当サイトにて執筆しています。