横断歩道の途中で信号が変わった歩行者と赤信号の右左折車の事故の過失割合（安全地帯を過ぎた所での事故）

右左折車は赤信号を無視しており、事故につながる危険な行為といえます。
他方、歩行者は青信号で横断歩道の横断を開始していますので、強く保護されるべきです。
そのため、歩行者の過失割合はないと考えられます。
もっとも、歩きスマホなどで信号の変化に気づかずに安全地帯にとどまらなかったような場合は、歩行者にも過失割合が生じる可能性がないとは言い切れません。

上で表示される数値（％）は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは歩行者と車の事故の過失割合の数値（％）の根拠をご覧ください。

歩行者は、黄（青信号）では横断を開始してはいけません。また、安全地帯を過ぎた地点での事故の場合は安全地帯にとどまるべきといえます。
しかし、車は赤信号を無視していますし、右折や左折をする際には注意して徐行をしなければなりません。さらに、歩行者は横断歩道を渡っています。
そのため、基本の過失割合は「歩行者：車＝20％：80％」となります。

ただし、上の各質問のような個別の事情によっては過失割合が変化します。
たとえば、日中の住宅街や夜の繁華街などのように人通りの多い場所・時間帯であった場合、車の過失割合が大きくなります。なぜなら、そのような場所や時間帯では、車は人通りにより注意して運転すべきだからです。

上で表示される数値（％）は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは歩行者と車の事故の過失割合の数値（％）の根拠をご覧ください。

歩行者も右左折車もともに赤信号を無視しています。その点で、両者ともに事故につながる危険な行為をしています。
もっとも、事故時には歩行者の信号は青に変わっていますので、その時点では横断が許される状況になっていたといえます。また、車は右左折する際には注意しながら徐行しなければなりません。さらに、横断歩道上の歩行者は強く保護されるべきです。そして、歩行者は車に対して交通弱者といえます。
そのため、基本の過失割合は「歩行者：車＝10％：90％」となります。
ただし、上の各質問のような個別の事情によっては過失割合が変化します。

上で表示される数値（％）は、各種法律文献を参考にして検討されたものであり、おおよその目安です。示談するときは事前に弁護士にご相談ください。
詳しくは歩行者と車の事故の過失割合の数値（％）の根拠をご覧ください。