2021.11.17 更新

すい臓の後遺障害の等級

すい臓の障害の後遺症が残った場合に保険会社から認定される後遺障害等級について解説します。

後遺症の程度と等級

以下のように、すい臓の障害の程度によって等級が認定されます。

「外分泌機能の障害」とは、次のaとbのいずれにもあてはまる場合のことです。
a 上腹部痛、脂肪便、頻回な下痢などの症状
b 次の①~④のいずれかにあてはまること
①すい臓を一部切除した
②BT-PABA(PFD)試験で70%未満
③ふん便中キモトリプシン活性で24U/g未満
④アミラーゼまたはエラスターゼが異常低値

「内分泌機能の障害」とは、次のabcのいずれにもあてはまる場合のことです。
a 異なる日に行った経口糖負荷試験によって、境界型または糖尿病型であることが2回以上確認された
b 空腹時血漿中のC-ペプチドが0.5ng/ml以下
c 2型糖尿病ではないこと

9級
外分泌機能と内分泌機能の両方の障害
11級
外分泌機能の障害
11級
内分泌機能の障害
等級非該当
上記等級ほどの重い症状は無い
非典型後遺症
上記等級にあてはまらない重い症状がある

等級が認定されるためにはすい臓の障害の原因が検査などで証明できなければなりません。

後遺障害診断書に書いてもらう

医師に後遺障害診断書の②欄「胸腹部臓器・生殖器・泌尿器の障害」に記入してもらい、検査表を添付して、それらを自賠責保険会社または任意保険会社に提出して、後遺障害等級を認定してもらいます。

このページの執筆者
弁護士 深田茂人(大分県弁護士会所属、登録番号33161)
大分市城崎町の深田法律事務所代表。
弁護士歴15年、交通事故の相談を800件以上担当してきました。交通事故被害者と保険会社の情報格差をなくしたいと思い、当サイトにて執筆しています。

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